『マット・クロコダイル』は、最上級と言われるジンバブエ産ナイルクロコダイルの革を使い
腹部分を中心に左右対称にカットする"センター裁断"で、1つ1つ丁寧に製作しています。
落ち着いたマットな表情は上品さを纏い、使い込むほどに艶が増して味わい深く変化していきます。
一枚革のクロコダイルが放つ絶対的な美しさは存在感と気品に溢れ
持つ人のステータスを上げ、エレガントな時間をお楽しみいただけます。
【クロコダイルレザーとは】
イリエワニ、ニューギニアワニ、ナイルクロコダイル。
ワニ革の中で最高級の『クロコダイル』と名乗れるのは、この3種類のみです。
中でもナイルクロコダイルはもっとも価値が高いとされ
細かく並んだ美しいウロコ模様は「皮革の宝石」と呼ばれています。
その美しさゆえに、乱獲されて生息数が激減した経緯があり
1975年に発効されたワシントン条約により、野生のワニは保護されています。
現在では、市場に流通しているクロコダイルレザーの80%以上は養殖です。
もともと熱帯と亜熱帯で生息しているクロコダイル。
気温18度以下で冬眠してしまうワニの性質に合わせて
養殖場では常に19度以上を保つように、厳しく温度管理をしています。
【本物のクロコダイルを見極める】
本物のクロコダイルレザーのほかに
市場にはクロコダイル模様を型押しした牛革や合皮など、さまざまなクロコダイル風素材が流通しています。
また、アリゲーターやカイマンからクロコダイルまで、ワニ革のなかでも違いがあります。
クロコダイルにこだわるのであれば、ぜひ知っておきたいのが、本物の見極め方です。
本物のクロコダイルには、ウロコ模様のひとつひとつにドット(点)が見られます。
穿孔(せんこう)状の感覚器官で、アリゲーターを除く全てのワニが持つ特徴です。
「薄くて見えづらい」「革の染色により薄くなってしまった」などの個体差はありますが
ウロコ模様をじっくり眺めれば、ドットの有り無しで、本物のクロコダイルかどうかが分かります。
また、ウロコ模様の隙間にある溝にも注目です。
溝の深さにも凹凸や表情があり、ひとつとして同じものがありません。
溝が単一な深さでウロコ模様がパターン化している場合は
型押しや合皮など、本物のクロコダイルではない可能性があります。
【クロコダイルレザーのお手入れ】
ワニは水辺に生息するので「水に強い」と思われがちですが、実はとてもデリケートで、水に弱い性質があります。
水に濡れた場合は、すぐにふき取って乾かすように心がけてください。
クロコダイルに限らず、皮革は急激な温度変化があると、革の性質が変わってしまい
硬くなったり、潤いのないパサついた状態に陥ります。
ドライヤーで乾かしたり、直射日光に長時間当てるのは避けて
風通しの良い明るめの日陰で、自然乾燥をするのがベストです。
革用の保湿クリームやクリーナーは、色落ち等の原因になる可能性があるので
できるだけ使用しないようご留意ください。
濡れ拭きも苦手なので、日々のメンテナンスでは、乾いた柔らかい布で乾拭きして
表面についた皮脂汚れや埃をぬぐうようにしてください。
手をアルコール消毒する時は、クロコダイルに消毒液が付かないようお気を付けください。
万が一付着してしまった場合は無理に拭きとらず、十分に乾かしてから販売店へお問い合わせください。
エキゾチックレザーはセルフメンテナンスが難しい素材です。
シミやトラブルが発生した場合は、エキゾチックレザー専門店へご相談いただくのが安心です。
(ラゲージアオキ1894 / マット・クロコダイル)
内装:牛革(一部に合成皮革)
- ブラック
※レッド・ダークブルー[2506]から商品ページをご覧ください南アフリカ産ナイルクロコダイルを使用した『マット・クロコダイル』シリーズは
審美眼のあるレザー愛好家にこよなく愛されてきました。
巨大なファーマーで養殖された上質なクロコダイルを使い
長年培ってきた英知と贅沢なエッセンスを注ぎ込んで
スペシャルなレザーアイテムへ仕立て上げました。
日本で作られた証明として、全日本爬虫類皮革産業共同組合のJRAマークが付いておりますので
安心してご購入いただけるとともに、自信を持って提供できる逸品です。